サンマの水揚げ量が10年連続日本一を誇る北海道根室市の花咲港。
8月26日の初水揚げは昨年のわずか1%の約6トンにとどまった。水揚げは9月に入っても低調だ。
スーパーの売り場等でもサンマの仕入れ値高騰により値段を上げざるおえない状況になっている。
し、サンマは秋の人気魚需要はあるが供給が少ない今年は味わうチャンスを逃さないようにしよう
目次
今年は秋刀魚(サンマ)は不漁なの?
漁業情報サービスセンター(東京)によりますと
8月から本格的にスタートしたサンマ漁の全国の漁獲量は同月末までで約166トンにとどまり、
過去最低だった昨年同月の約911トンを大幅に下回る18%だったことが9/7に発表されています。
8/26全国一の水揚げ地である北海道根室市に戻った大型船の初水揚げは6トン。去年のわずか1%
これだけでも、少ない事がお分かりいただけるでしょう
大型船で1%とはかなり厳しい、生活すら危うくなるレベルになるかもしれません。
経営はもちろん、業界全体の衰退になりかねないほどの不漁になっています。
みなさんでも給料99%カットな!
とか言われたら生活していけないですもんね。
実は秋刀魚(サンマ)は前年度も不漁だった
秋刀魚(サンマ)の不漁が今年だけのものだと思ったら間違いです。
実は前年度も過去最低で漁獲量の4万5000トンしかありませんでした。
4万5000トンだとピンとこないかもしれませんが、この図をご覧ください
図には乗ってないですがピークは1958年(約58万トン)
近年でのピークは2008年(約34万トン)
去年の4万5000トンですら少ない事が分かります。
今年はこれをさらに下回る予想がされています。
秋刀魚(サンマ)不漁の原因はなに?
だんだんと秋刀魚(サンマ)はとれなくなっています。
では、何故獲れなくなったのでしょうか?
2015年のものですが、分かりやかったのでNIKKEI STYLEさんからお借りしています。
海水温上昇
昨今の地球温暖化により海面温度上昇、高くなればなるほど日本に近づかなくなっています。
日本近海で獲れていたもの獲れなくなってきたんですね。
外国漁船による公海での漁の活発化
排他的経済水域で獲れなくなったことも加えて
他の国の漁業が活発になり、秋刀魚自体が少なくなった。
国際的な漁獲規制強化や資源回復に向けた取り組みが必要になります。
こういった取り組みは日本は弱いイメージがあります。
スーパー等でも秋刀魚(サンマ)は人気
どこのスーパーでもこの時期になると魚コーナーでは秋刀魚(サンマ)が売られています。
- パックに入っているやつ
- 発泡スチロールの箱に氷詰をした中で売られているやつ
- 頭や内臓を取ったもの
様々ですが大量に売られていました。
1匹あたり百円程で買えていた美味しい魚
庶民にとってはありがたい秋の味覚を味わえる魚でした。
今スーパーだと新サンマ1尾300円〜500円ぐらいでみかけませんか?
冷凍物だと多少安く買えますが、それでも値あがっています。
地域性で値段は多少前後しますが、それでも例年より高くなっているはずです。
秋刀魚350円か…。いや秋刀魚のおいしさを思えば決して高い値段ではないけど、100円そこそこで買えた頃を思うと…。
— かねこ (@report6) October 4, 2020
味わっていただきます🍚
帰りにスーパーへちょっと寄ってお買い物。魚コーナーの秋刀魚の値段を見たが一尾400円だった。高いなぁ。魚好きとしてはせめて一度は食しておきたいが。高級魚になってしまうのかな。
— kuroneko_waltz_2nd (@u__no_hiroshi) October 4, 2020
秋の味覚秋刀魚(サンマ)が気軽に味わえなくなる日は遠くない
今まで秋の味覚として庶民を楽しませてくれた秋刀魚(サンマ)が気軽に食卓に上らなくなるかもしれません。
- 漁獲量の現象
- 漁師の廃業
- 秋刀魚(サンマ)の高騰化
は近い未来にやってきそうです。
というわけで、庶民の秋の味覚を味わう機会を逃すな!