帝国データバンクの調べでは、「ラーメン店」の倒産が2020年9月までに34件判明した。19年通年(36件)の件数に並ぶ勢いとなっている。ラーメン店の倒産は過去20年で最多を更新することが確実。六角家本店など根強いファンに支持されてきたラーメン店の倒産が発生している。何故今なのかを調査
倒産件数は年々増えていることがわかります。今年だけではないということです。
ラーメン店倒産が何故多いのか
ラーメンは日本の国民食と言ってもいいくらい、幅広く認知された食べ物である。
そんなラーメン店が過去最多を更新しそうなくらい倒産しているのか?理由を調査してみました。
コロナ禍で外食する人が減った
最近の理由としてはこれが一番!
外食業界全体でお客さんは減っています。
ラーメンはすするという行為が相性が悪く敬遠する人も多い
ここ最近の自粛緩和をうけて徐々にラーメン店にも人は戻ってきています。
リクルートライフスタイルのアンケートで
自粛期間中、外食においてどのような体験が恋しかったか?との問いに
「外食(お店で食べる)」で食べたい料理の1位は「ラーメン」(48%)
出典:リクルートライフスタイル
とラーメンは以前と変わらず人気です。
他店との生き残り競争が激化
ラーメンのトレンド変化は他の飲食店と比べても特に激しい業態でもあり、生き残っていくのは大変です。
鮮魚系、つけ麺、家系、二郎系などなど様々な系統で日々進化しているのがラーメンです。
出店直後は大人気店だったけど1年経てば店がどうなっているかわからない。
そんな状況なので他店と差別化しようとして、日々研究での研究費、クーポンを出したり、値段を下げたりなど
色々と工夫しますが他店も似たような事を考えるわけで、消耗戦になってしまっています。
そう言った店が今回の客減少で持たなかったという理由は多いと思います。
外国人がいなくなった
近年のラーメンブームには外国人が一役買っていました。
2019年の訪日外国人は3,188万人と多く、ラーメンは外国人にも人気の食でした。
今回のコロナ禍でほぼほぼ全滅。外国人相手に商売していた所は持たなかったでしょうね。
自然淘汰された
お店を持ちたいと思った時に人気なのがラーメン店
お店がそんな広くなくてくもいい、食材も他業種よりは在庫を抱えなくて済むなどなど、
新規参入の敷居が他業態に比べ比較的低い半面、同じ地域にラーメン店が乱立していることもよくありライバルが多くなっていた中このご時世、外食の回数は抑える思考になり、その中で行くなら自分が食べたいと思えるお店になります。なんとなくで食べられていたお店は人が来なくなり潰れてしまったのでしょう。
残念ながら、これは資本主義の市場原理ですね。美味しいラーメン店が生き残る!
ラーメン屋がなくなるの?
それはないでしょうね、日本の国民食と言っていいほどの知名度。
日本人はラーメン好き多いですから。
当たれば大きいから、やりたいという人も多いんです。
ただ、この先はただ店を出すのではなく、ラーメンが美味しいことはもちろん。
マーケティングでうまくラーメンを売っていく、
満足度を高くするなど色々な工夫が必要な時代により一層なってくるでしょう
食べる方としても、ラーメンの進化に期待してます。