最近、芸能人の自死が多くなってきて自死遺族という言葉が話題になっていました。
芸能人でなくても、自死を選ぶ人は警視庁の発表で年間2,3万いるとされています。
それだけ自死を選ぶ人が多いということは、
その数倍は自死遺族が年間生まれてしまっている事実があります。
自身も自死遺族の一人ですが、
そんな自死遺族に少しでも自身の経験から力になれるような記事にしたいです。
目次
自死遺族の苦しみ
自死遺族の苦しみといっても当事者でないと本当の苦しみはわかりません。
妻や夫、子供、両親など今までの関係は様々ですし、関係が深ければ深いほど苦しみは深くなります。
- なぜ、死んだの?
- 私がこんなに苦しんでるのに・・・
- なんで防げなかったのか
- いなくなったことを受け入れられない
などなど、自死遺族には様々な感情がうず巻いて湧き出てきます。
これが厄介で、どれも対象の本人がいないから正解がだせない、悲しみから抜け出せない。
苦しい状態が、何か月、何年と続いてしまうのです。
自死遺族の苦しみからの乗り越え方はない
自分もいろいろな本を読んだり、色々検索しました、カウンセリングもうけました。
結局、苦しみからの乗り越え方はないと思っています。
むしろ、乗り越えなくてもいいとすら思っています。
さっきいったように、自死遺族の苦しみって本人がいないから解決できないんですよ。
なぜ?何故?を繰り返しても答えが出ない。
その中で、これをやれば乗り越えられるっていう方法はありません。
乗り越えるのではなく受け入れる
どうやったら苦しみを和らげることができるのか?
大事な人がいなくなってしまったという事実は何をしてもかわりません。
徐々に徐々にこの現実を受け入れるしかないんです。
受け入れ方も様々で
- カウンセリングを受ける
- 似た境遇の集まりに参加する
- 禅やマインドフルネスを利用する
それぞれの人にあった方法があると思います。
大事な人は忘れなくてもいい
最後に言いたいのは
大事な人は忘れなくてもいい
嬉しかった事、楽しかった事は大事にしてください。
それも、あなたの大事な一部です。
文句は数十年後に天国で言ってあげましょう。